(1~2日目から続く)
夜明け前に梅花皮小屋を発ち、梅花皮岳を超え、烏帽子岳山頂で御来光を拝むことにした。
目次
烏帽子岳で御来光を拝む
烏帽子岳山頂は少し風があってなかなかの寒さだ。
空が良い感じで染まってきているが、なかなか御来光が来ない。
みんなで寒さに震えながら御来光を待つ。
飯豊本山の西側からついに太陽が出てきた。
周辺の山肌も朝陽に染まる。
今日も快晴で快適に歩けそうだ。
烏帽子岳から少し下った平地で朝食を食べる。まだちょっと寒いが気持ちが良い。
再び飯豊連峰最高峰・大日岳山頂に立つ
御西岳に近づくに連れ、大日岳も近づいてきた。
大日岳の北斜面の山肌もなかなかすごい。
前回の山行では死にかけながら到達した御西避難小屋も今回は快晴で映える。
天気が悪かったら大日岳往復は諦めるつもりだったが、この快晴では行かないわけにはいかない。
素晴らしい景色だ。前回も感じた強い多幸感が蘇ってくる。
大日岳山頂が近づいてくるに連れて斜度がキツくなってくるが、快晴でテンションが宇宙のため足がスイスイ動く。
強い負荷すら多幸感だ。
前回は大日岳山頂の道標がショボくて拍子抜けしたが、いつの間にか新しくなったようだ。
山頂で昼飯を食べて御西岳へ戻る。
この調子なら今日のうちに本山小屋まで行けそうだ。
明日は大嵓尾根を下るので今日のうちに本山小屋まで行ければ明日が楽だ。
御西岳から飯豊本山に向かう間は雲が出ていて周辺の景色が見えなかったが、飯豊本山に着いたらまた晴れてきた。
本山パワーを全身に浴びる。またまた多幸感だ。
飯豊はいつも我々に強い多幸感を与えてくれる。
本山山頂を堪能し、一旦本山小屋へ向かう。
まだ日が出ているが本山小屋の脇のスペースで早めの晩餐を始める。
飯豊本山と大日岳を眺めながらの贅沢な晩餐だ。
飯豊本山での夕暮れ
晩餐を終え、寝床を確保した後にまた本山山頂へ向かい、夕日を眺めることにした。
素晴らしい夕日と雲海を眺めながら極めて強い多幸感に包まれつつも、明日でこの山行も終わりかと思うと切なくなってくる。
心地良い疲労と多幸感と切なさに苛まれながら放心状態で本山小屋へ戻り寝床に着いた。
(4日目に続く)
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[…] (3日目に続く) […]